岐阜県関市のメーカー製となります。
「銘・濃州正恒作」
おおよその寸法
全長:305㎜
刃渡り:180㎜
刃厚:1.8㎜
刃巾:42㎜
濃州とは美濃国(岐阜県)の関市をあらわします。
古来関の刀鍛冶は刀鍛冶銘に「濃州」や「濃州住」と
入れて関産であることを謳っておりました。
当時からブランドだったわけです
刀の名産地5か所を五箇伝と称します。美濃伝もそのうちの一つです。
明治の廃刀、戦時中の軍刀生産を経て現在ではナイフや包丁などの
生産が盛んに行われております。
「濃州正恒作 白紙二号鋼-本割込 業務用牛刀(洋包丁)180㎜」
海外で包丁と言えばこの型が一般的です。
所謂「シェフナイフ」と呼ばれます。
和名では「牛刀」の名前の通り、お肉を切るのに適した
剣型の刃先となっております。部材にハイグレードな
鋼材、ハンドルを使用し、高い耐久性と切れ味を誇ります。
業務用のなかでもお値打ちなモデルとなります。
刃渡りは180㎜。標準的な三徳より15㎜長くなっております。
刃は刃金(切刃)に白二鋼を使用し、
側面にSUS410ステンレス軟材で挟み込んであります。
DP処理という技法で鋼の性質を落とすことなく
ステンレス鋼で貼合せることが可能になりました。
鋼(ハガネ)製庖丁の切れ味や研ぎやすさと、
ステンレス鋼製庖丁の手入れのしやすさや
折れにくさが融合した優れた材料です。
一般的に割込み庖丁と呼ばれています。
柄には積層強化木を使用しております。
工程を増して形状に丸みを持たせてあり
大変握りやすくなっております。
木材の優し手触り感を併せ持ちながら
水分に強く耐久性も非常に高い素材です。
柄の固定のカシメも通常品2か所から3か所に増し締めされており
さらに口金付となっておりますので衛生的です。
各所にもうひと手間掛けてあります。
濃州正恒作 白紙二号鋼-本割込 業務用牛刀(洋包丁)180㎜
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