鞘のご依頼でお預かりした模擬刀なのですが・・
※製造メーカー不詳 中古品
メッキの地の部分に積層の模様が再現されていました。
写真では伝わり切りませんが,鍛え肌風の模様が見て取れました。
二本樋の造り込みで豪壮。依頼者さまもどなたかからか預かった品なので
詳しいことまで調べられませんでした。
これが量産化されたら従来の模擬刀の商品価値が完全に負けそうです・・
下地処理なのか特殊なメッキなのか?
刃紋についてはオーソドックスな二重刃紋でした。
ショットブラストで模様付けした模擬刀を一回だけ見たことがありますが
見事な出来でしたが流通しませんでしたね・・。
そういえば話題が変わりますが
素延べの鉄製居合刀を登録制で武道用に
普及させようという動きがあるらしいです。
海外では一般的ですが国内では違法ですので。
これが合法化すると,美術用の現代刀と二分されることになりますね。
いろいろなメリットがありそうです。真剣新作刀69マンが高くて買えない方が
おおよそ20マン(?)くらいで鉄製の刀が振れるようになる。
真剣にステップアップできなくて苦しかった方の救いになるかもしれません。
もし法整備がされて始まれば鍛冶屋さんも大忙しですなー
素延べ刀に美術的要素は無いので、それに合わせた研ぎも必要ですね(機械的な?)
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